莉犬くんが描く可愛い世界観がリスナーの心を掴んで離さない理由は、単なる外見的なキュートさにとどまりません。彼自身、過去に性同一性障害(トランスジェンダー)の診断を受けていることや、家庭環境の苦悩など、自身のアイデンティティや挫折を包み隠さずエッセイやオリジナル曲で吐露してきました。
この重厚で誠実な人間ドラマを知っているからこそ、画面の中で元気に動き回るミニキャラや、ファンアートに描かれる屈託のない笑顔が、いっそう尊い価値を持ちます。表面的な「キャラ付け」ではなく、生きる痛みを乗り越えた先にある光として「可愛いイラスト」が機能している点に、他の追随を許さない独自性があります。