栃木県中央公園は、宇都宮市睦町に位置する広さ約10.7ヘクタールの県営都市公園です。かつて専売公社(現・日本たばこ産業)の工場跡地だった土地を再開発し、昭和天皇即位50年記念事業の一環として整備されました。直線的なフランス式庭園の意匠と、なだらかな曲線を描く日本庭園の要素が見事に融合した空間設計が特徴です。
公園の設計思想である「水と緑と文化」は、園内を歩行すると肌で実感できます。中央を流れる人工渓流から広大な池へと注ぐ水の導線、落葉樹から常緑樹まで緻密に配置された植生、そして北側に隣接する栃木県立博物館。都市の喧騒から隔絶されたこの緑地は、日々の散策コースとして地域住民に愛されるだけでなく、季節ごとの変化を写真に収める絶好のフィールドとなっています。