数あるキャラクターの中で、なぜ柱や同期の剣士ではなく「隠」だったのか。その背景には、原作屈指の人気サブキャラクターである後藤さんの存在があります。
遊郭編の激闘後、昏睡状態に陥っていた炭治郎を最初に発見し、病室にカステラを持って見舞いに訪れた後藤さん。過酷な世界観の中で、一般隊士視点から炭治郎の規格外の行動にツッコミを入れ続ける彼のポジションは、海外ファンからも「最も親近感が湧く常識人」として極めて高い支持を得ています。
二次創作プラットフォーム「AO3」では、雲の上の存在である柱たちとの関係性とは異なり、等身大の人間臭い交流が描ける相手として「隠×炭治郎」のタグ(Kakushi/Kamado Tanjiro)が独自の小規模なコミュニティを形成していました。常識人である隠が、無自覚かつ天然な炭治郎の言動に振り回されるというギャップが、ミームの格好の土壌となったのです。