テレビ番組の企画などで昔の写真が提示される際、スタジオでは「別人すぎて詐欺」「現在の顔面崩壊」といった強烈なイジりとともに笑いへと昇華されるケースが通例だった。よしこ自身も芸人として臆することなく自虐ネタを披露し、爆笑をさらってきたプロフェッショナルである。
しかし、下垂体腺腫というホルモン疾患の実態が周知されるにつれ、視聴者や医療従事者の間からは「単なる食べ過ぎではなく病気の影響だったのだから、過度にネタにしてイジるのは配慮に欠けるのではないか」「健康を害した結果の変化を笑うべきではない」といった気遣いと懸念の声が上がるようになった。時代とともにルッキズム(容姿差別)に対する社会的な視線が厳しさを増す中で、バラエティの手法そのものにも変化が求められている。
特筆すべきは、よしこ本人がそうした同情や腫れ物扱いを吹き飛ばすほどの明るさと人間味で番組を牽引している点だ。彼女は病気の恐怖を率直に明かしつつも、決して被害者的なスタンスに留まることなく、自身の現在地を誇りを持って肯定している。この姿勢が、単なる同情を超えた深い信頼とリスペクトをお茶の間から勝ち得ている要因と言える。