海を渡った川崎選手を待ち受けていたのは、マイナー契約から這い上がるための熾烈なサバイバルでした。突然のロースター昇格やマイナー降格、遠征による長期不在が日常茶飯事となる中、異国の地で家庭環境を整え、アスリートの身体を作る栄養管理を徹底したのは他ならぬ夫人でした。
現在、川崎家の家族構成は夫妻と3人の子ども(1男2女)の5人家族です。長男の逸笑(いっしょう)くんは、トロント・ブルージェイズで全米のファンを熱狂させていた2013年8月にカナダのトロントで誕生しました。長男の名前には「常に笑顔を絶やさず、周囲を明るく照らす人間になってほしい」という川崎選手ならではの願いが込められています。その後、長女と次女にも恵まれ、日米を股にかけた激動の生活の中で家庭はより強固なものとなりました。
| 時期 | 所属チーム・活動拠点 | 家庭・私生活の主な出来事 |
|---|---|---|
| 2011年 | 福岡ソフトバンクホークス | シーズンオフに福岡出身の一般女性と結婚。メジャー挑戦を決断。 |
| 2012, 2016年 | SEA / TOR / CHC(MLB) | 2013年8月にトロントで第1子(長男)誕生。過酷な遠征を妻が献身サポート。 |
| 2017, 2018年 | ソフトバンク復帰 〜 一時休養 | 自律神経の不調に直面。家族の支えを受けながら心身の療養に専念。 |
| 2019, 2020年 | 味全ドラゴンズ(台湾) | 台湾球界へ挑戦。単身生活と家族との往来を両立しながら現役復帰。 |
| 2020, 現在 | 栃木ゴールデンブレーブス(BCL) | 国内独立リーグで現役を続行。解説・タレント業をこなしつつ3児の父として奔走。 |
2017年の日本球界復帰後、川崎選手は度重なる怪我と自律神経の不調に悩まされ、一時は現役引退を覚悟するほどの苦境に陥りました。野球から完全に離れざるを得なかった療養期において、プレッシャーをかけることなく静かに寄り添い続けたのも家族の存在でした。その後、台湾プロ野球(味全ドラゴンズ)を経てルートインBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスで元気に白球を追い続ける姿の根底には、家庭という絶対的な安心基盤が存在しています。