時計の針を2020年1月へと巻き戻してみます。宮世琉弥が人気絶頂のボーカルダンスユニット「M!LK」を卒業した際、ファンの間には大きな動揺と惜しむ声が広がりました。グループという強固なプラットフォームを離れ、個人の「俳優・宮世琉弥」としてゼロから勝負に出る選択は、決して平坦な道ではありませんでした。
彼を突き動かしたのは、「芝居という表現に自らの全人生を賭けたい」という純粋かつストイックな表現者としての渇望でした。生半可な気持ちではなく、逃げ場をなくす覚悟で臨んだからこそ、オーディションで数々の役を勝ち取り、脇役から主役級へと一歩ずつ階段を上っていきました。卒業から6年が経った今、当時の決断が正しかったことを自らの演技力とキャリアで完全に証明してみせたのです。