自身の症状がどの病態に当てはまるかを冷静に把握することで、無駄な悪化を防ぎ、翌日の歯科受診時に的確な情報を伝えることが可能になります。以下に主な原因別の特徴と、自宅での正しい対処法を整理しました。
| 病態・原因 | 特徴的な自覚症状 | 自宅での応急処置 | 推奨される専門治療 |
|---|---|---|---|
| 急性辺縁性歯肉炎 | ブラッシング時の出血、歯肉縁の軽度な赤み・腫れ | 超極細毛ブラシによる愛護的清掃、CPC系洗口 | 歯科衛生士によるPMTC、スケーリング |
| 歯周膿瘍(歯槽膿漏) | 歯茎がブヨブヨ膨らむ、拍動痛、圧迫時の排膿、口臭 | 消炎鎮痛剤の服用、外側からの冷却、塩水うがい | 膿瘍切開排膿、SRP(ルートプレーニング)、抗菌薬投与 |
| 根尖性歯周炎(根の病変) | 噛むと響くような激痛、歯の根元付近の硬い腫れ、違和感 | 患部に圧力をかけない、NSAIDs服用、冷湿布 | 再根管治療(マイクロスコープ治療)、歯根端切除術 |
| インプラント周囲炎 | インプラント周囲の歯茎の充血、圧痛、進行時の動揺 | 低刺激殺菌剤によるうがい、フロスによる接触部清掃 | チタン専用器具によるデブライドメント、外科的骨再生術 |