上高地ホテル白樺荘が誇る最大の特権は、名勝・河童橋の袂まで徒歩数秒という圧倒的なロケーションです。昼間は数千人の観光客でごった返し、写真撮影の順番待ちができる橋の上も、最終シャトルバスが谷を出た午後5時以降、劇的な変貌を遂げます。
人工的な物音が一切消え去り、耳に届くのは梓川のエメラルドグリーンの激流と、カラマツの梢を渡る風の音だけになります。夕暮れ時に残照を受けて茜色に染まる穂高連峰の岩壁、そして翌朝5時台に現れる朝靄とモルゲンロートは、エリア内に宿泊した者だけが味わえる特権的瞬間です。白樺荘のテラスや正面ロビーに腰を下ろせば、何にも遮られることなく、時間とともに表情を変える大自然のドラマを独占できます。