ノートPCやデスクトップ環境では、OSの電源管理ポリシーがディスプレイ出力を強力に絞り込んでいるケースが目立ちます。Windows設定(Win + I)から「システム」>「ディスプレイ」を開き、明るさスライダーを100%に設定した上で、ドロップダウンメニューにある「コンテンツに基づいて明るさを変更する(CABC)」を必ず「オフ」に設定してください。CABCが有効なままだと、暗いウェブサイトや動画を表示した際にバックライトが自動で減衰し、全体がくすんで見えてしまいます。
バッテリー駆動時の制限も大きなボトルネックです。Windowsの「電源とバッテリー」項目から省電力モード解除を行い、電源モードを「最適なパフォーマンス」へ変更します。さらに、IntelやAMDのグラフィックスコントロールパネル内に存在する「ディスプレイ省電力テクノロジー(DPST)」もオフに設定しなければ、ACアダプターを外した瞬間に輝度が制限されます。
macOSにおいては、「システム設定」>「ディスプレイ」で輝度を最大化しつつ、「輝度を自動調節」と「True Tone」のチェックを解除するのが基本です。近年のMacBook Pro(Liquid Retina XDR搭載機)では、標準状態のSDRコンテンツ表示時に最大輝度が500ニト前後に制限されていますが、サードパーティ製ツール(BetterDisplayなど)を用いてXDR輝度をアンロックすることで、屋外環境下でもHDRピーク時と同等の1,000〜1,600ニトまで引き上げることが可能です。また、マイナビニュースが2025年12月に報じたように、近年のmacOSには暗所でのビデオ会議時に「画面上に仮想リングライトを表示して顔を照らし出す」といったユニークな新機能も導入されており、ディスプレイ全体の光量を空間照明として活用するアプローチも実用化されています。