実態としては単なるネタや自然な距離感であるにもかかわらず、なぜ「にじさんじ 不仲」という検索需要が尽きないのでしょうか。その最大の元凶は、第三者による扇情的な切り抜き動画の氾濫です。
数時間に及ぶ生配信の中には、文脈上あえて冷淡な態度を取ったり、冗談交じりに相手の発言を遮ったりするシーンが点在します。悪質なまとめチャンネルや切り抜き制作者は、前後の笑いや伏線を意図的にカット。「〇〇がガチトーンで苦言」「空気が凍りついた瞬間」といったセンセーショナルな赤文字サムネイルを付与して拡散します。
初見リスナーや普段配信を追えていない層は、数十秒の短いクリップだけを観て「これは陰湿ないじめではないか」「炎上不可避だ」と誤認してしまいます。さらにSNSのアルゴリズムが対立煽り的な投稿を優先的にブーストするため、実態のない「不仲疑惑」が一人歩きする土壌が完成してしまうのです。