本施設の象徴とも言える浴槽が、日本で初めて天然温泉に炭酸ガスを溶解させた「炭酸琥珀湯(たんさんこはくとう)」です。ベースとなる源泉は、地下深くから汲み上げられた関東特有の「黒湯」。太古の植物成分であるフミン酸を豊富に含み、とろりとした琥珀色から黒褐色を帯びたナトリウム-炭酸水素塩温泉(重曹泉)です。皮膚の角質を柔らかくし、皮脂を洗い流す「美肌の湯」として知られています。
通常、炭酸ガスは温泉成分のミネラルや温度によって水中に溶け込みにくいという物理的課題を抱えています。しかし同施設では先進の特殊溶解技術を採用し、1,000ppm以上の高濃度炭酸泉を黒湯のなかで安定して維持することに成功しました。湯温は体温に近い37℃, 38℃の不感温帯に設定されており、長湯をしても心臓や血圧に過度な負担をかけません。
湯に浸かると、数分で無数の微細な気泡が全身を覆います。炭酸ガスが皮膚から吸収されることで毛細血管が拡張し、末梢血流が大幅に増加。重曹泉本来のクレンジング効果と炭酸の血流促進作用が掛け合わされ、入浴後の肌はしっとりとした潤いと高い保温効果を持続します。