住まいの気は、玄関ドアを開けた室内だけで完結するものではありません。道路から門扉、そして玄関ドアへと至る「玄関ポーチのレイアウト」こそが、気の流れの初動を決定づけます。
外構計画における黄金則は、門扉から玄関ドアまでのアプローチを「クランク(緩やかな曲線)」を描くように整えることです。風水では直線的な道は矢のように鋭い殺気(直冲殺)を生み出すと警戒されます。アプローチが直線的になってしまう構造の住宅では、玄関ポーチの左右に高さの異なる鉢植えを千鳥配置し、気が蛇行しながらゆっくりと玄関へ導かれるレイアウトを構築するのが有効です。
玄関ポーチの外灯下には、季節の生花を植え込んだテラコッタ鉢を一対で配置すると、住居の格式を高めると同時に外からの邪気の侵入をブロックできます。春には黄色いスイセンやパンジー、秋には菊やダリアなど、その季節に最も力強く咲く旬の花を配置することで、大地のバイオリズムと住まいの同調が図られます。